花丸な日々

花丸総研の雑記ブログです。

劇場版『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』感想

2017年6月10日(土)から公開中の映画『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』、通称”キンプラ”の感想記事です。

1. そもそもキンプリ、キンプラとは?

キンプリとは2016年1月9日(土)に公開された映画『KING OF PRISM by PrettyRhythm』のことをいいます。今回紹介するキンプラはこの続編映画に位置付けられます。『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』から略したんでしょうが、いつの間にかこう呼ばれてましたね。

1-1. キンプリは女児アニメにおける男性キャラクターのスピンオフ作品

ではそもそもキンプリのルーツは何かといいますと、元は『プリティーリズム・レインボーライブ』という女児向けアニメ作品になります。

www.tv-tokyo.co.jp

こちらは女児をメインターゲットに据えたアニメのため、メインキャラクターのほとんどが女の子キャラで占められています。その中でサブキャラクターとして登場するのが速水ヒロ、神浜コウジ、仁科カヅキの3人。この3人は『プリティーリズム・レインボーライブ』の最終話にて「Over The Rainbow(通常、オバレ)」という男子アイドルユニットを結成します*1。キンプリはこのオバレにフォーカスしたスピンオフ作品になります。

アニメ『プリティーリズム・レインボーライブ』におけるオバレ3人については↑こちらの動画で紹介されています。

1-2. 当初は閑古鳥が鳴いていた1作目 口コミで一気に話題に

キンプリ映画1作目は当初14館スタートで、公開2週目には9館に縮小するなど苦戦を強いられていました。しかしファンによる口コミがSNS等で拡散し、その後上映館数が延べ60館以上まで拡大。興収も急増し、さらには公開から7カ月と25日上映が続くという、異例のロングランを達成しました。

 

また映画館でサイリウムを振りながらキャラに声援を送るといった「応援上映」というスタイルをはじめて確立。これが大きな話題となり、リピーターが続出。公開直後から一転、ロングランヒットに貢献しました。

 

1-3. 映画1作目『KING OF PRISM by PrettyRhythm』ストーリー

↑こちらの動画を見ていただければある程度分かると思います。

 

簡単に説明すると、速水ヒロに憧れてエーデルローズに入学した「一条シン」。彼をはじめとする新入生7人がプリズムキングを目指して奮闘する物語です。

 

主人公は一条シンですが、あくまでメインはオバレ3人といってもいいでしょう。レインボーライブから視聴していた身としては、ヒロ様とオバレファンのための映画という印象でした。

2. キンプラ内容

Over The Rainbowのライブで見たプリズムショーに憧れ、エーデルローズに入学した一条シン。そこでは7人の新入生たちが、未来のプリズムスタァになるべく学んでいた。しかし、法月仁が率いるシュワルツローズの陰謀は、エーデルローズを解散の危機へ追い込む。

エーデルローズを救うために無期限活動休止したOver The Rainbow。コウジは巨額の負債を返すためにハリウッドでの映画音楽制作に、カヅキはストリート系としての自らの原点を見つめ直し、ヒロは己を高めるため特訓に打ち込む。

それぞれの場所でプリズムスタァとしての自分と向き合うメンバーたち。先輩から後輩へと手渡されるバトン。あらためて問われる、仲間との絆。

波乱の中プリズムキングカップが、いよいよ開幕。これまで誰も見たことのない、プリズムジャンプの息もつかせぬ応酬。キング・オブ・プリズムの王冠は、いったい誰の頭上に輝くのか。新たな歴史が、いまここに刻まれる!「俺たちが目指すのは勝者じゃない。」

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主な内容としてはヒロ様の楽曲「PRIDE」がルヰくんにとられてしまったり、一条シンくんがプリズムジャンプを跳べなくなってしまったり、ヒロ様がコウジくんに捨てられたりします。そしてなんやかんやキングプリズムカップで優勝するのは誰か?みたいな話です。

2-1. キンプラ感想【ネタバレありにつき閲覧注意】

ストーリーの進行速度や密度は前作と変わらずかそれ以上でした。

 

個人的な見どころとしては序盤のルヰくんとシンくん2人による「BOY MEETS GIRL」ライブ、コウジくんとヒロ様の対立、カヅキ先輩の修行の同時進行はかなりよかったです。

 

あと個人的には大和アレクサンダーくんが好きなので、カヅキ先輩とアレクの因縁バトルシーンが胸熱でした。映画1作目ではカヅキ先輩の剣がアレクのシックスパックに敗れてしまったのですが、2作目でも二人のバトルはさらにパワーアップ。

 

アレクは修行の成果を発揮し、プリズムキングカップの会場を爆撃してしまいます。会場を破壊して競技続行不可能なので俺が最強!みたいなこと言ってましたが(そういうルールじゃない)、カヅキ先輩がストリート派の貫禄を見せ見事会場を修復します(これで新国立競技場建設費1200億円が浮いたというネタが今作の最大の笑いどころ)。

 

しかしカヅキ先輩のプリズムショーはルールを逸脱しているとして判定されません(理不尽)。その後カヅキ先輩の跡を継いだ香賀美タイガくんが見事アレクを倒します(正確には相打ち)。カヅキ先輩の剣で破れなかった鋼のシックスパックを、木刀で破壊するところが最高に熱いです。

 

で、なんやかんやあの人が優勝します。映画を見終わると、「なるほど、だからこのタイトルなのか」と非常に感慨深くなりました。ヒントは「地球は黄色かった」です。

 

地球だけにとどまらず、銀河まで統べるなんてすごいですよね。

 

2-2. キンプラ感想【応援上映】

前作ではいけなかったのですが、今作ではついに応援上映で観てきました。

 

一言でいうと「別世界」でした。

 

一応サイリウムも持って行ったのですが、正直会場の雰囲気に気圧されておそるおそる振ってましたね。冒頭にAvexをはじめ、スポンサー企業のロゴが出てくるのですが、そのたびに

 

キンプラ女子Avexありがとー!!!

花丸総研?!?

と叫ばれるのでとてもびっくりしました。宗教か何かかと思いました*2

 

そのあと冒頭のキャラ静止画によるミニドラマやシンくんによる応援上映のマナー説明など流れたのですが、いちいちみんな返事するのですね。すごかったです。

 

しかし確かにこれは癖になるような空間だなあとは思いました。映像だけではそれこそ2時間にも満たないですが、応援上映にやることによってその場その場の雰囲気は毎回変わります。まだ一度しか見れてないのですが、応援上映の真髄を垣間見た気がします。

2-3. キンプラの謎・伏線【ネタバレありにつき閲覧注意】

キンプラは前作と同じく圧倒的情報密度のため、「伏線っぽいけどこれつまりどゆこと?」みたいなシーンもわりとあります。

 

たとえばシンくんとルヰくんの封印のくだりなどです。

2-3-1. 結局ルヰくんって何者なの?

筆者の知識が不確かな部分もあるのですが、ルヰくんはいわゆる「プリズムの使者」であることはほぼ間違いないでしょう。

 

ルヰくんによればシンくんは「元々悪魔で、それが生まれ変わった存在。でも好きだよ会いたかった!」みたいな感じらしいです。

 

正直悪魔とかは本当によくわからないです。キス封印シーンを見てエヴァみたいなやなーとかカヲルくんみたいやなーとは思いましたけど。

 

そもそも『プリティーリズム・レインボーライブ』では、

  • プリズムの使者が世界にプリズムのきらめきを広める
  • プリズムの使者はその世界に1人しかいられない

みたいな設定があり(ごめんなさい、ここらへんの設定は記憶がかなりあやふやです)、プリズムの使者であるりんねちゃんと、元りんねちゃんであるジュネ様が物語のキーパーソンになるわけです。

 

ルヰくんは「ハピなる」という『プリティーリズム・レインボーライブ』の主人公・彩瀬なるちゃんの台詞を言っていたので、たぶんりんねちゃんに近しい超常的存在なのだとは思います。

 

しかしルヰくんがりんねちゃんとどのような関係性なのか、ひいてはシンくんの正体についてもこの劇場2作を通してもはっきりとはわかりません。

2-3-2. ジュネ様の心変わりはどんな経緯?

ジュネ様はTVアニメではたしかプリズムの使者としての力を失い、記憶も失ったはずです。しかし聖さんに告白されて一緒に連れ立っていた。と思いきやキンプラではなぜか法月仁さんにNTRれてしまいます。

 

ここらへんは本当によくわかりませんでした。しかしヒロ様も劇場版でこそキラキラしていますが、TVアニメでは色々とやらかしていますからねー。媒体の違いということなのかもしれません。

3. 総括

というわけで、久しぶりのプリズムワールドを楽しめました。

 

前作がオバレ3人の物語なら、今作はシンくんをはじめとする新キャラ勢、それと『プリティーリズム・レインボーライブ』シリーズのキャラが出てくるので、劇場ファン、TVアニメファンに刺さるような作りをしていたと思います(なるちゃんたちは一言ずつくらい出演します)。

 

ただ今作は前作と比べると、ちょっと一般の方には勧めづらいかなーという側面は、個人的にはあります。前作はオバレ3人の友情物語という感じでしたが、今作は良くも悪くもキンプラ乙女たち向けに特化したような印象があります。

 

別に男同士がイチャイチャしててもいいんですけどね。特にルヰくんの場合はそのエロティックな芸術性が根幹にあるようなキャラなので。それでも「キスとポールダンス?」という気はしましたが。

 

まだ観たことないよーという方でも、わかるように説明したつもりです。よろしければぜひ劇場に足を運んでみてくださいね。

 

P.S. 2017年夏にはアプリも出るらしいです。現在は事前登録受付中とのことで、こちらも見逃せませんね。

  

【参考文献】

*1:女児向けアニメであり、女子キャラクターたちがアイドルとしてしのぎを削る作品でもあるにもかかわらず、主人公らを差し置いて最終話で男子アイドルのライブを流したアニメ・レインボーライブの挑戦的な姿勢は後世に語り継がれるものである

*2:しかし筆者がAqoursのライブに行った時も、おそらく一般の方から見れば似たような光景だったのではないかと思います