「Earth Colors 東地和生美術監督作品展」に行ってきたので感想記事です。
1. P.A.WORKSの美麗背景を手掛ける東地和生美術監督
東地和生さんといえば、人気アニメスタジオ「P.A.WORKS」の美術監督を多く手掛けていることで知られています。美しい光の描写に定評があり、P.A.WORKSのアニメ人気は東地さんの功績によるものが大きいといっても過言ではありません。
今回はそんな東地さんの作品展が開催されていたので見に行ってみました。展示作品は「AngelBeats!」「花咲くいろは」「TARI TARI」「劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME」「凪のあすから」「Charlotte」の6作品です。
会場 アーツ千代田 3331 B1 B104
会期 2017年3月17日(金)〜3月28日(火)
時間 11:00-19:00
入場料 無料
※混雑時は入場を制限させていただくことが
ございます
主催:ピーエーワークス
プロデュース:インフィニット
1-1. アーツ千代田 3331は中学校を再利用した施設
場所は旧練成中学校を利用して生まれたアートセンター「3331 Arts Chiyoda」でした。
中に入ってみるとわかりますが、完全に中学校の雰囲気といいますか、とても懐かしくなる感じがしました。
展示作品のひとつである「AngelBeats!」は高校がメインの舞台背景となっていることもあり、それを旧学校施設で展示するというのもなかなかおつなものだと感じました。
1-2. 展示会場の様子
写真のように部屋の壁に飾られた各背景美術作品を鑑賞することができます。ちなみに写真撮影可ということでした。
「凪のあすから」より。凪あすの世界観は本当に好きで、これもお気に入りの一枚。
こちらは「AngelBeats!」の美術コンペイラストに応募した作品とのこと。
美しい青空と輝かしき太陽。それに照らされる校舎がまさにABの世界観を表現しています。
東地和生さんはこのコンペイラストで「AngelBeats!」の美術監督を担当することになりました。これをきっかけに後の「P.A.WORKS」の作品にも携わることになったと考えると感慨深い。
部屋の真ん中は、真ん中だけにまなかの垂れ幕で仕切られています。
「キャラが宝石なら背景美術は宝石を入れる宝箱」東地さんのこの言葉が印象的でした。
2. 総括
というわけでEarth Colors展よかったです。筆者は訪れるのが遅かったこともあり、物販も多くが売り切れていたりなど、その人気の高さがうかがえました。東地和生さんによるお渡し会もあったのだとか。
ところで「凪のあすから」が放送終了してから3年近く経つようなのですが、なんと公式がモデルとなった地域を公表しました。こういう発表のされ方をされると、それこそ聖地巡礼してみたくなる。
(続き)放送から3年の月日が経ちましたが、この場で『凪のあすから』の世界観を構築する一部のモデルとして三重県熊野市を中心とした南部を参考とさせて頂いている事を発表させて頂きます。今後とも舞台共々、『凪のあすから』の応援をお願い致します。(プロデューサー 永谷) #nagiasu
— 凪のあすから (@naginoasukara) 2017年3月31日